日本人の季節感

  1. はじめに

日本人は古来より季節の変わりに対して敏感であり、季節から何を感じたり連想したりして、優れた感覚を持っているとよく言われている。世界に例のない温暖な島国なので、自然が豊かであるし、生きる糧を得るのは難しくなくて、争う必要がない。

だから、同胞は互いに助け合う精神を自然に培ってきて、農耕民族として存在してきた。豊かな自然の中で四季が移ろうということは、大雨や台風などの様々な厳しい自然の生命力に神々が宿ると信じて、そんな自然を祀り、敬い、畏れてきた。昔から日本人は季節への濃やかな感触は詩文や俳句や絵画に表していたので、季語を伝え広めて、歳時記という書物も書いた。

このレポートは、「季節の分別」と「季節による日本人の変化」という二つの部分に分割し、昔から現在まで毎年の季節の変化と一緒に日本人の生活や気持ちは深い変化をするという目的がある。

  1. 季節の分別

細かい季節変化が毎年繰り返され、 悠久の時を過ごすうちに人々は二十四節季七十二候という季節の変化を暦という分別で微妙に言い表す素晴らしい知恵を生み出した。

和文化研究家の三浦康子は多くの国と違って日本の暦には大きく分けて、太陽の運行をもとにした「太陽暦」と月の満ち欠けをもとにした「太陰暦」と太陽と月の両方を取り入れた「太陰太陽暦」があると説明した[i]。この古い暦を旧暦と呼ぶようになって、古代中国を起源としており、七世紀に日本に伝えられた。二十四節気は具体的にどのようなことだろうか。絵1を見ると二十四節気は太陽の動きをもとにしていると分かる。太陽が移動する天球上の道を黄道といって、それを二十四等分したものである。黄道を夏至と冬至の「二至」で二等分になり、春分と秋分の「二分」を加えて4等分することである。それぞれの仲間に立春、立夏、立秋、立冬の「四立」を入れて「八節」とする。十五日ずつに三等分し「二十四節気」とする。

さらに、それぞれの節気も三等分し、時候を表したものが「七十二候」になる。それぞれの節気と候に天候や生き物の様子を表す名前がつけられている。

  1. 季節による日本人の変化

3.1 生活に影響

季節の変化は食べ物から始め、日本文化全体に影響する。スターバックの桜フラップチーノひとつとっても、旬の食材をその季節に食べ、味覚を目や舌で味わい、これからやってくる季節に想いを馳せる。

住宅の場合は高温多湿の風土に適したように建てられ、四季の変化に適応できた。自然によりそって生き、共生と共感するようにして、主張を捨て、心を豊かにしてくれていると感じる。そんな昔の日本家屋は自然を遮断せずに四季を楽しめる住まいだった。日本の建築の研究所サイトで書いてあるように自然から取った建築材料のおかげで雨や風の音を楽しみながら心を落ち着かせるのは、日本の住宅の特徴だったのである[ii]

3.2 気持ちの変化

春に目覚める自然のように人間の心も乱れ始めて、大騒ぎになる。感情の過剰を取り出すために、喜んでにぎやかな花見をする。逆に秋に自然は死んでいるので、人々もその気持ちを持って、紅葉する時は静かに一人で葉の変わっている色を見ながら落ち着くことができる。それは人間の命の変化を表すと言われている。仏教、特に禅宗の思考によると人間は自然と宇宙と強くて結び付けているというより、むしろそれらと一体である。さらに、人間は小宇宙だと考えられているので、体の中では外の世界と同じような変化があると信じている。

DSC_9046 jpeg
Hotaru matsuri – Yokohama, 2015.24.06  (自分で撮った写真)

3.3 季節ごとのお祭り

 日本人、特に若者は地球と宇宙や自然の大切さを忘れてくると言われているけど、だいたい毎月植物や動物に関する祭のカラフルな広告が電車にはいっぱいある。アジサイ祭り、蛍祭り、バラ祭り、朝顔祭り、菊祭りなどは順番に過ぎる。日本人が勤勉で、熱心に何かの時期を守って、かならず適当な祭りを催しているに違いない。自分の体験でもそのように感じられた。蛍祭りに行った時に非常に混んでいて、子供から大人まで暗くなる前に小川の両側に並んで、最初の蛍が見えた瞬間にで驚いて、感動の気持ちを皆同時に表した。

  1. おわりに

日本の歴史は長いし、昔から伝統はたくさん重ねて、それを守るのは大切だと分かっている。神道と仏教の考え方は日本人の毎日の生活に影響して、習慣は時代が続きながら変化しても現代まで残るのである。人生の悩みのせいで、自然からのメッセージを拒否して、情緒のない人間が増加しているかもしれないが、自然を気にする人間は少なくてもいたら、世界と調和に生きるの重要さを皆に表すことができる。

[i]  三浦康子「暮らし歳時記」http://www.i-nekko.jp/ 最終アクセス2015年7月11日

[ii] CLE SYNTHETIC LABORATORY CO.,Ltd.「CLE総合研究所」http://www.cle.co.jp/message/fourseasons/index.html 最終アクセス2015年7月11日

Nakayama Uri / Hotaru

参考文献

Suzuki S. (author), Chadwick D. (translator) (2011) Zen Mind, Beginner’s Mind, Shambhala, Boston

CLE SYNTHETIC LABORATORY CO.,Ltd.「CLE総合研究所」http://www.cle.co.jp/message/fourseasons/index.html 最終アクセス2015年7月11日

小泉信夫 (1999-2009) 「自然大好き!」http://www.asahi-net.or.jp/~EP3N-KIZM/index.htm#01 最終アクセス2015年7月11日

三浦康子「暮らし歳時記」http://www.i-nekko.jp/ 最終アクセス2015年7月11日

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Kabura

Japan, matcha, animals, nature, photo lover. Curiosa del mondo presente, passato e futuro

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